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魔の森の家-EQMM

The House of Goblin Wood

舞  台-イギリス エイルズベリ 7月
探  偵-ヘンリー・メルヴェール卿
著  者-カーター・ディクスン

goblin.jpg
頭部じゃないといいね、HM卿。




いい仕事してますねぇ。(犯人じゃないよ、作者)

バークリーを続けて読んでいたので、久々に『職人のパズル』に接した感じ。
なんといいますか、無駄な贅肉がまったくない 引き締まった美しい体を見るような、そんな作品
バークリー好き・動機好きの者としては「この人がこんなことまでするか?」とは思ってしまうのだが、もう そんな心理面は遥か彼方に置き去り、エンターテインメント、読者との知的ゲームに徹する潔さが気持ちがいい。

短編としては、『偶然の審判』に次ぐ爽快感かも!!

 ☆☆☆

Carter Dickson
早川書房 『復刻エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジンNo.1-3』1995年10月31日初版
『エラリークイーンズミステリマガジン』No.1 1956年7月号に掲載
訳:江戸川亂歩


Photo by 月とサカナ

同期

ロジャー・シェリンガムと明智小五郎は同期だったのか。

ロジャー
1925「レイトンコートの謎」デビュー :バークリー32歳

明智
1925「D坂の殺人事件」デビュー :乱歩31歳

悪魔の紋章-現場検証?2

執筆終了 =昭和12年 68年前
江戸川乱歩=43歳

お盆に、舞台となる場所近くを通ったので、写真を撮ってみた。

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§北園竜子の家-青山高樹町十七番地§

「それは大邸宅と大邸宅にはさまれた、ごく手狭な建物であった。」
に似た雰囲気の場所を探してみた。

「ビルとビルに挟まれた~」になってしまいましたが。

悪魔の紋章-現場検証?1

執筆終了 =昭和12年 68年前
江戸川乱歩=43歳

お盆に、舞台となる場所近くを通ったので、写真を撮ってみた。

tokyos1.jpg

§宗像研究室-丸の内の一郭、赤煉瓦貸事務所街§

現在の 東京駅 丸の内口周辺。
東京駅駅舎がこんなに小さく見える。

今も昔も オフィス街である事に代わりはないが、
68年前の風景は、全然違ったんだろうなぁ~

現在も赤煉瓦なのは、小さく見える東京駅の駅舎だけか。

乱歩の家

おととい、大型犬の躾のため雨の中、乱歩邸を訪問した。

躾の実況中継

旧江戸川乱歩邸サイト(立教大学)

乱歩邸は、今年の8月19日(木)~24日(火)「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」の土蔵公開時に初めて行った。
休日に行ってしまったために、立教の教室で1時間も待たされた。{/hiyo_ang1/}
土蔵改修のビデオを何回見させられたことか!
やっと土蔵に行ってみれば、ガラスを張られた土蔵の入口から、チラッと覗きこむだけ…

まー考えてみれば、あんなに狭い土蔵に大量の人が入りこめば、傷みや本の紛失などろくな事にはならないだろう。
しかーし、1時間も待たされたのは、そういうことを防ぐために
「案内(見張りともいう)の人が付いて、小人数ずつ入れているからに違いない」と我慢していたのに!
蔵を見られた感動は何もなく、乱歩邸の敷地に入れたというだけのことだった。

東武百貨店の展示は、とても興味深かった。
本当に、収集・整理・分析好きだったのだなぁと感心した。

乱歩の作品には、いろいろと楽しませてもらっているが、
インプットの無いところにアウトプットは無い!ことを、改めて実感させられた。

あんなにも大量の材料をぐつぐつ煮こんだ中から、面白い小説が作られたのだなぁと。

混んでいたので、あまりゆっくりは見られなかったが、
犯人のタイプを分類している書類の中で、
ル・ルーの「黄色い部屋」の犯人が『探偵』となっていた様に見えたが、『警官』の間違いじゃないのか?

井原西鶴の初版本(というのでしょうか、天和2年(1682)当時の本)が見られたことも感動した。
書いてある内容は同じでも、当時の和紙綴じ本で読むのは雰囲気違うのだろうなぁ。
乱歩作品の独特の"雰囲気"というようなものは、そういうことの積み重ねでできあがっているのだろう。

またちょくちょく行こ-っと

炎の中の美女-テレビ朝日 2

一応、これを書くにあたってDVDを捜したのだがDVD棚に見当たらない。
怒りのあまり捨ててしまったかとも思ったが、やっとみつかった。

DVD添付の冊子に目を通してみる。「みどころ」のところに、
原作の三角館の建物の説明をした後で、

『炎の中の美女』では、建物の由来にいたるまで、『シリーズ』独自の解釈が加えられている。(中略)メイントリックすら創造し、入り乱れる人物像を整理する。その向こうに見えてくる物は何か。それは父と娘のドラマである。血の繋がりはなくとも、固い絆で結ばれた父と娘。血の繋がりがありながら、娘と呼ぶことのできない父親。両者の対比が鮮やかに浮かび上がるラストに、本作の感動がある
「」内、冊子から引用。

うまいこと書くねぇ
さすがはプロのライターさんだ。
実際は、恐らく予算の関係で大がかりなエレベータートリックはできないから、針金の避雷針にしちゃって(→シリーズ独自の解釈)、それでメイントリックが使えなくなったので荒熊事件を創造し(→メイントリックすら創造し)、親子愛のドラマにしてお茶を濁したのでしょうに。
よく こんなに素晴らしいコメントが書けるなぁ。そのことに感動だよ。
大変勉強になりました。

正しい「みどころ」は、
早乙女愛さんの、レオタード ジャズダンスシーン
早乙女愛さんの、ランジェリー モデル撮影シーン
早乙女愛さんの、ショートパンツ、庭で水撒きシーン


三角館のことをサイトでいろいろ調べていて、2000年に放映された
テレビ朝日土曜ワイド劇場「名探偵明智小五郎 エレベーター密室殺人」というのがあるのを知る。
これは見ていない。

キャストを見る。
三角健作・三角健一・三角丈二
何で、苗字が三角?
見なくて良かったかもしれない…

みんな、もっと三角館の"三角"に敬意を表そうよ
(原作好きの涙…)

炎の中の美女-テレビ朝日 1

<ネタバレがあります>

原  作-三角館の恐怖
TV放映-1984年11月10日  20年前

ご存知 天知茂の江戸川乱歩シリーズの1つだ。DVDが発売されたので、1つ前の記事に書いたように原作を気に入っているこの作品も購入。
これが過ちのもとであった・・・・・・

「三角館」とは、四角い敷地・建物に住む双子が、仲違いして対角線で壁を作ったため→三角の屋敷が2つになってしまった。そして、中央にある両扉のエレベーターが、密室殺人の現場になるというものだ。

小説で読んだ大がかりな舞台を、実写で見るのは楽しい。
海外旅行へ行った際、両扉のエレベーターに乗ったりすると「三角館と同じだわ」とワクワクしたものだ。

DVDでは、天知小五郎のナレーションで三角館の説明がされる。
「都内では珍しい三角形の避雷針が立っていることが、三角館の由来になっているらしい…」
なんですってぇぇ????
もう一度おっしゃって!もう一度おっしゃって… もう一度おっしゃって…

始まって数分で、エレベーターの密室殺人はないことを悟る。
アレがメイントリックなのに、どうなるの?

私の心配をよそに、荒井熊次郎(通称:荒熊)なる放火殺人犯が出てきて、荒熊を中心に話しが展開する。もちろん原作にそのような人物は出てこない。エレベーター密室殺人ではなくて、荒熊の恐怖に怯える話しだ。
これでは、三角館の恐怖ではなくて、「荒熊の恐怖」という別の話では?

呆然と見ていると、ウチの大型犬がやってきて、見て数分で
「これって、ジョニー大倉が犯人だろ。このメンツで他にいないじゃん。」

犬に数分で犯人見破られるし、荒熊事件だし
早乙女愛さんのセクシーランジェリーシーンを見るための作品でございました。

私の持っているテレ朝DVDの中で、間違いなくワースト1の、誰にもお奨めしない作品です。

三角館の恐怖-創元推理文庫

舞  台-東京都中央区 築地 運河沿いの西洋館 1月下旬~雪模様
探  偵-篠警部・森川弁護士(ホームズ・ワトソン)
原  作-『エンジェル家の殺人』ロジャー・スカーレット 1932年

執筆終了-昭和26年 53年前
江戸川乱歩-57歳

乱歩が気に入った原作を"翻案"した作品。原作があるものなので、乱歩らしさはあまり感じられないが、2つ気に入っている所がある。

<財産についての考え方>
莫大な財産を築いた男が、養子の双子に「長生きした方に財産を譲る」という遺言を残した為、長生き競争が高じて完全に仲たがいし、両家の間で殺人が起こるという話しだ。
いかにも推理小説に出てきそうな「風変わりな遺言」で、遺言を説明する章のタイトルも「奇人の遺志」となっている。

しかし、この遺言について 健康な双子の弟が次のように述べている。
「財産というものには、実に重い責任がつきまとっているのだよ。先祖が汗水たらして作り上げ、わたしたちに残してくれた財産だ。一銭だっておろそかにはできない。ちゃんとそれを保管し、利殖して行くのが、子孫たるものの義務だ。(中略)おやじの真意は、長生き競争にかこつけて、わたしたちの生涯、財産を自由にさせないで、そのまま残しておくという点にあったのじゃないかと思う。そこにおやじの深謀遠慮があったのじゃないかと思うのだよ。」(54頁)

背景・動機好きの私のツボである。
なんて、しっかりしたお考えなのだっ
推理小説の始まりで"つかみはオッケー"にするために、何でもかんでもヘンな遺言作れば好いってもんじゃない。
このくらいのへ理屈は述べてほしいものだ。

<犯人の動機>
さんざ、金だ金だと騒いでおきながら、「へぇぇぇ」という動機。
舞台もトリックも目を引くものではないが、この作品の特色は犯人の動機がユニークなことだと思う。

昭和26年の1月から12月まで雑誌で連載され、9・10月号で犯人当てクイズが行われたらしい。
犯人の名前と動機を当てるというもの。
文庫の終わりに当選者発表の記事が掲載されていて、当選者3名の内1名の方の「動機」が模範解答として載せられているのだが、実に簡潔明快。
中田哲雄さん、感服致しました。

 ☆☆☆
江戸川乱歩 1894年10月21日生まれ

化人幻戯?

テレ朝チャンネルで、「エマニエルの美女」というのをやってた。
何かと思ったら、「化人幻戯」だった。
この番組からはどうしても原作が思い出せなくて、見た後に本をパラパラしたら、思い出した。
画像アップの練習に。

別荘で、大河原が双眼鏡を覗いたら
カマキリが落ちていった…

kejin.jpg

おわりじゃん!(ツッコミ)

背景は閑古鳥様からお借りしました。

本の扉絵

推理系小説本の場合、扉絵が気持ち悪すぎると買えない

カバーをかけていても、机の上にあるだけで、そこから呪いがかかりそうに思ってしまう。
カバーを捨てると、また呪いが・・・

子供の頃、どこかの図書館にあった ふる~い少年探偵団シリーズの本。
本をもって佇みながら、借りようか借りまいかずいぶん悩んだものだ。(怖いから)
その、扉絵を掲載していらっしゃるサイト様を発見。

与志田の貼雑帖
タイトルで、乱歩ファンならすぐお分かりの通り、管理人様が集められた各方面様々な情報が豊富に掲載されている所です。
その中の、表紙絵ギャラリー
に、昔見たと思われる少年探偵団シリーズの扉絵集があって、とても懐かしかった。

必見なのが、
角川文庫 江戸川乱歩作品集
いい味出してますねぇ
「三角館の恐怖」が、どういう絵なのかよく分からないのがちと残念。

宮田雅之さんがお描きになったそうですが、もう絶版で大変残念。
同じ角川なのに、横溝正史のもっのすご気持ち悪い扉絵とは、えらく違うな。

テレ朝 乱歩シリーズDVD

かの天知茂さん演じる明智小五郎シリーズ

足掛け8年、全25話のDVDが発売されている。
お色気シャワーシーン重視で、推理物としてはイマ3だが、とりあえず江戸川乱歩気分に浸れるので好きなシリーズである。

乱歩・金田一映像モノで、腹立たしくて二度と見たくないものも多い中、こんなにテキト-な作りなのに見る気にさせるのは、ひとえに天知茂さんのおかげだと思う。

好みの明智小五郎俳優は他にいるのだが、
天知小五郎は、良い悪い・好き嫌い前に、私にとって”明智小五郎”なのである。
「ヅラかしら?」と思いながらも、明智小五郎なのである。

そんな訳で、どれを買っても良い(大した違いは無いと思われる)ので、収録時間で選んでみた。
ほとんどが72分~95分の中、特番が2本あり購入。
「天国と地獄の美女」パノラマ島奇談-142分
「天使と悪魔の美女」白昼夢-117分


「天国と地獄の美女」

上記のような、寛大な姿勢で望んだ私ですら怒りに燃える無駄に長い駄作だった。
美女は叶 和貴子さんだが、

叶 和貴子さんの吹き替え無し入浴シーン(@×2)を見るための作品でした。
と言う訳で、上記が目的の方以外には、全くお奨めしません。

強いてあげれば、お正月特番という事で 冒頭に 天知小五郎の新年の挨拶が入っています。

テレ朝DVDの中で、ワースト2の作品でございました。

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